大喜利芸人日本一決定戦『IPPONグランプリ』感想

【ルール】

■「お台場笑おう会」より招待を受けた、大喜利好きな芸人10名が、Aブロック、Bブロック5名ずつに分かれ、大喜利バトルを行う。

■Aブロックで大喜利バトルを行う際の審査をBブロックの芸人が行い、面白いと思ったら手元の採点ボタンを押す。採点ボタンは一人2個あり、全員が2個のボタンを押して合計10点満点を獲得すると<IPPON>となる。

■各ブロックにお題は3問出され、一問につき15分の制限時間内に何本<IPPON>が取れるのかを競い合い、<IPPON>が取れた合計本数が一番多いプレーヤーが決勝進出となる。

■Aブロックが終了したら、Bブロックと入れ替わり同様に大喜利バトルを行う。


【決勝戦

■決勝戦はAブロックとBブロックの勝者2名による対決。残り8名のプレーヤーが審査を行う。審査員1人の手持ちポイントは1点で、合計8点満点を獲得すると<IPPON>となる。

■1問につき、どちらか先に<IPPON>をとった時点で、その問題は終了。3問先取、つまり計3回<IPPON>を獲得した者が優勝者となる。

(公式サイトより転載)


 芸人参加の大喜利番組ということで楽しみにしていた。ダイナマイト関西で活躍するケンドーコバヤシ、実は大喜利に定評のあるオードリー若林他、豪華なメンバー。
 バカリズムが圧倒的に強かった。イラストでの回答がうまいのはもちろん、絵を使わない回答も思考の隙を突いてくるものが多かった。
 ルールについては不満点が目立った。回答を出す度に採点が行われるんだけど、その演出が長い。テンポが死んでいる。出場者がノってきて畳みかけるように回答がくり広げられるような勢いある展開が好きなので、この点は非常に残念だった。また、決勝には各ブロックの上位2人を上げる方が良かったのでは。答え方のバリエーションは多彩な方が見ていて面白い。
 合間に松本人志が、自分の回答と視聴者から投稿された回答を紹介するコーナーが設けられており、「お笑い共通一次試験」を思い出して懐かしい気分に。無性に『一人ごっつ』が見たくなった。
 1年を通して5回の開催を予定、2010年末にグランドチャンピオン大会を行うとのこと。次回にも期待。