「一〇八問一〇八答大喜利」にまたまた笑わせてもらった

 大喜利団体「純豆腐の会」による、108問のお題に対する回答者を募りまとめて発表するというシンプルな企画。2011年末が2度目の開催。今回も大いに笑わせてもらった。


 参加者は大喜利イベント常連の寺岩さん、あのころさん、ごうわんさん、有名ハガキ職人の概念覆すさん、twitterでネタクラスタとして支持を集めるぺにままさん、活動の幅が急激に広がっているダ・ヴィンチ・恐山さんほか、錚々たる面々。


 この手の企画は「いいお題だな〜」と感心するのも楽しいポイントで、更にそこを飛び越えてくる回答に感嘆する。中でも88の画像お題がキレてる印象。
 個人的には寺岩さんの回答が特に気に入った。「正しい」答えが多いのも理由のひとつだけれど、お題58への返しがツボすぎて。

                            • -

 (流れで目に入った)大事な話。舞台上の演者としてのスタンスが明確に伝わる文章だった。


 私が初めて観覧した大喜利イベントは「オフ喜利オールナイト」で、プロレス的な演出など何かと新鮮で得るものが多々あった。そのひとつが「笑いにおける場の空気の影響力」。ゲスト枠で参加した四万十川さんという人のお題無視っぷりが常軌を逸していたのだが、会場は爆笑の渦。私も大笑い。
(以下、コメンテーター達の発言)

岩倉「ちょっと皆さん、何言っても笑うのやめてもらえますか」
麻草「厳しめでいこう、厳しめで」
チョリ蔵「俺、彼は新しいステージにいると思う」
岩倉「違うイベントですよね」

                            • -

チョリ蔵「真面目に考えてる顔してるのがすごい」
岩倉「たぶん葬式でもああいう感じなんでしょうね」

 あの「何だか判らないが笑いが止まらない」空気を作り出したことはすごいと思うし刹那的な破壊力は強烈だった。しかし、「大喜利イベントのあるべき姿」から逸脱していたのは間違いない。
 「舞台の出演者達によって生じた流れと偶然の連携が見たい」というのが私のスタンスで、すなわち「周囲と調和しない回答の連発」は歓迎しにくい。

 主催の松本さんによる文字起こし。とにかく面白い体験だったので、実はちょくちょく読み返しては当時の記憶を振り返っている。