2022年の振り返り

 はてなダイアリーのサービス終了に伴い、はてなブログに移行したものの全く触っていなかったが、何かを書いておこうという気持ちが枯れ果てたわけではないので、再起動させる。

マンガ

 『ジョジョの奇妙な冒険』の連載が完全にストップしていた年だった。第8部「ジョジョリオン」の最終回が掲載されたのがウルトラジャンプ2021年9月号(2021年8月19日発売)で、巻末コメントの「少し休んで、新「JOJOLANDS(仮)」でお会いしましょう」というメッセージを見て再開を心待ちにしてしたが一体いつから……と思っていたところに先日ようやく、「第9部 [The JOJOLands] 2023年2月17日発売ウルトラジャンプ3月号にて連載開始予定」との告知があった。次は何を描くつもりなのだろうか。
 ただ荒木飛呂彦の執筆が止まっていたわけではなく、読切シリーズ『岸辺露伴は動かない』の「エピソード #10 ホットサマー・マーサ」および「エピソード⑪『ドリッピング画法』」前後編は、どちらも面白かった。

 翌月の単行本発売予定を見てリストを作成しておき、当日実際に発売されたマンガの書影を全件チェックした上で、マンガ新刊注目タイトルをTwitterに投稿するのを何年も続けていたが、ふと止まってしまった。数ヶ月ほど空いたものの、しれっと再開。
 そもそもTwitterの閲覧頻度が激減してしまったせいで取りこぼしてしまった情報がおそらく多く、通年で何か言うことは難しいが、ジャンプ+の読切が話題になっている印象はあったかな……。

 「俺マン」という企画を、フリーライターの小林聖氏が毎年開催していたのだけれど2022年は告知がない。当然あるものと思い込んでセレクトしていたので、ここに記録しておく(著者名五十音順)。
・つばな『誰何 Suika
とよ田みのる『これ描いて死ね』
藤近小梅『隣のお姉さんが好き』
藤本タツキ『さよなら絵梨』
山口貴由『劇光仮面』

映画

 (何となく俺マンに数を合わせて)毎年5作品を選ぶことにしている。
・『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』
  感謝。アメコミに備わっている慣習と、実写映画ゆえの制約によって、規格外な感動を与えてくれた。
・『フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊』
  レイアウトがバキバキにキマりまくっている上にオムニバス形式。大好き。
・『シン・ウルトラマン
  山本耕史のメフィラス役がハマりすぎていた。
・『LOVE LIFE』
  深田晃司監督の作品からは「どういう感情で見ればよいのか?」という混乱を楽しんでいる面がある。
・『RRR』
  自分の無知から留保しなければならない要素はあるが、娯楽性の突破力はチャンピオンだ。

ゲーム

 『Vault of the Void』が面白い。デッキ構築要素のあるローグライクで、数多の『Slay the Spire』フォロワーは「これなら本家でいいや」となりがちだが、本作は別格。事前に開示される情報が多いのが特徴で、クラス別に立ち回りが異なるのが楽しい。Switchでも遊べるようになってほしい。
 大逆転裁判で「巧舟ディレクション逆転裁判がついに!」と喜んだのが2015年。続編には手を出さずにいたが、どうやら評価が高いらしいことはうっすら伝わってきていた。ようやく重い腰を上げて『大逆転裁判1&2 -成歩堂龍ノ介の冒險と覺悟-』を、最初から集中的にプレイしてエンディング到達。満足度は高かった。
 『ポケットモンスター スカーレット・バイオレット』は、事前情報の博士のグラフィックを見てかなり落胆してしまっていて、「新作はビジュアルデザインの面では期待できそうにないな……」と勝手に悲観していた。テラスタルもダサいし。実際には魅力的なキャラクターが豊富でよかった。チリちゃんとビワ姉、ミモザ先生が好き。
 2021年1月末から始めた『アイドルマスター シャイニーカラーズ』は、ずっと続けている。ゲームとしての育成・対戦はどうでもよくて、イベントで読めるシナリオが主眼。7割くらい泣いてる。特に「YOUR/MY Love letter」は群像劇要素もあって素晴らしい出来だったので、精読したい。幼馴染4人がアイドルユニットになってからの変化にさらに踏み込む「天檻」、ぎくしゃくしているアイドル同士をカウンセリングに連れていく「モノラル・ダイアローグス」、事務所という枠内/枠外の関係性の機微を描く「線たちの12月」も読み応えがあった。それはそれとして、二次創作も楽しんでいる(Twitterのリスト機能を初めて活用した)。
 『破宮のデクテット』というデッキ構築&ダンジョン攻略ボードゲームをデザイナー買いしたので、年始にじっくりプレイする予定。

MMD

 ざっくり言うと、3Dモデルを踊らせるソフトがあって、その動画投稿を熱心に追っている。公開・販売されているデータを用いるのが主流で、共通するモデル・楽曲・ダンスモーションであっても/だからこそ、個々人のクリエイティビティが光る。
 投稿者自身がアカウントを削除してしまうなど、消えてしまう事柄が多いこともあり、記事にまとめておきたい気持ちはある。がっつり18禁の内容になるので、はてなブログとは分けた方がいいのかな、noteは規約上どうなのかな……などと漠然と考えているだけ。

私生活

 4月から仕事の担当が変わって、ほぼゼロに近かった残業時間が結構なボリュームになり、平日の余裕が切り詰められている。自らの能力不足による部分も大きいのでそこは改善しつつ、新しい経験と充実感アップというメリットだけを享受したい。
 Twitterの定期投稿まで止まっていたことから、ある友人から「彼女ができたのでは」という疑念を持たれていたようで笑ってしまった。笑っている場合か? ともあれ時期を見てまた飲み会をやりたい。


 年内最後にブログを更新するなんて大躍進なのでは、という自分に甘い気持ちで1年を締め括れたので、終わり良ければすべて良し。