高校時代の友人である、映画と音楽好きのT久と会う。何だかんだで3ヶ月ぶり位かな。以前薦めたスパルタローカルズの『ロックとハニー』を気に入ってくれたのでお互いにCDを貸そうじゃないかという話しになった。
 昼に錦糸町ロッテリアで待ち合わせ、遅めの昼食を取りつつ大学やバイトの話しに興じる。話題がラジオや元同級生の話題に推移しつつ、次第にアイドル論議に。川村ゆきえが非常によろしい点では意見が共通していたが、佐藤寛子に関しても同意見で軽く感動。こちらのお気に入り工藤理紗と相手のお気に入り相川ゆず季を吐露し合いながらようやく映画の話しに。『ネバーランド』をまだ見てないことに気付かされたり、『メメント』と『CUBE』を猛烈に薦めたりする中で、T久から「これから映画見に行く?」との提案が。うっすら予想はしていたものの、確固たる目的を持たずに映画館に行くのは初めてなので妙な新鮮味と共に承諾し映画館に向かう。
 …これがまた選択肢が少ないんだな。皇帝ペンギンには1500円払う気がしないし、ポケモン、釣りバカ、宇宙戦争はそもそも視聴意欲が湧かない。『ヒトラーの最後の12日間』は上映時間が遅いし、『星になった少年』『亡国のイージス』もいまひとつ。…まあほぼ予定調和的にスターウォーズに決まったワケですが。ただ若干気になるのは、T久にとってはこれが4回目の鑑賞であること。まあスターウォーズ前売り券を予め3枚購入するほどの男だし、相手の気にしなくていいという言葉には出来るだけ従う主義なので問題なし。
 上映まで2時間弱もあるため駅ビルの本屋へ。文庫を2冊購入して早々にマンガの棚へ足を運ぶ。品揃えを確認しつつも、隣のT久へ片っ端から作品解説を始めている自分に気が付く。やけに饒舌だし。ざっと軽い感想だけ喋っていたけど、もし相手が読後で周囲に人がいなかったら相当喋りかねない。オメガトライブが最新13巻まで揃っていて一気買いが頭にちらついたけれど、焼けやカバーのずれ等状態がいまひとつなものが多く糠喜びに終わる。新ゲノムが平積みされてることにも驚かされたが、T久がGUNTSを読んでたことも嬉しい喜びだった。…全然話題に上ってなかったけど。先輩が持ってるそうなのでカイジを薦めたりしている内に時間が来た。
 公開から相当経っているためか客は少なく、容易に良い席を確保できた。しかし映画館での鑑賞は随分と御無沙汰だったせいで上映開始前にトイレに行き忘れる。元々尿意を感じない限り事前に用を済ませないのでうっかりしていた。最初の兆候は開始30分後位にやってきた。まあ、尿を我慢するのには慣れてるし問題ないだろ…という考えは大甘。思い返すと出かける前にトイレに入った記憶が無いし、あろうことかペットボトルのコーヒーでカフェインを摂取している始末。意識し過ぎると危ないと思いつつも尿意は勢力を着々と増すばかりで、スクリーンを見つつも「ペットボトルの中にしてしまう手は流石に無いよな…」という人として駄目な対処法を想像してみたり。途中で席を立って用を足し、残りを集中して見た方が良い気もするが、1シーンも見逃したくないのでじっと耐えるか漏らす以外に選択肢は無い。クライマックス付近になると尿を長時間我慢した際に特有の鈍痛や圧迫感が薄らいできたため、「波が引いたor決壊寸前」の二択が脳内に渦巻いて、シーンが変わる度に「早く終わってくれ!」と祈るばかり。エンドクレジットが映し出されるのを確認後速やかにトイレへ向かい事無きを得ました。
 夕飯はT久の紹介でそば屋へ。軽めの盛りそばと炊き込みご飯、てんぷらに漬物で900円弱と他の店舗に比べてお手ごろな価格。そばが出てきた後で店員がつゆを出し忘れるという予想も付かない展開には参ったが、美味しかったので良し。サラリーマン3人組が「だから小泉はさぁ…」などと政治談議をしている様をリアルに見るのはなかなか興味深いものがあった。食後、客が少ないのをいいことに「後背位大好き」「アナルをスカトロのジャンルに含有するなんて以ての外」「スウェーデンでは獣姦問題が深刻化している」(→)等々の下ネタに突入し、駅前に移ってからも暫くエロトークが続く。
 最終的にCDの受け渡しを済ませて別れたが、とらのあな秋葉原店エロ本物色ツアーの提案がちらりとあったため次回どうなるのかが気になっている。あまり音楽の話しができなかったので次こそは。