2010年5月発売の新刊リストをチェックしながら思ったことを書き散らす

  • (12日)『さくらフロンティア』1巻

 竹林月の新作。連載を2本抱えていたのか。道理で忙しそうな訳だ。

 1ページマンガやショートショートが大好きだけど、仕事として考えると数が少ないのは無理もない。作家にしたらアイデアの割りに原稿料は少ないし単行本が出るのも遠い話だし(印税を当てにできない)。編集部にしても台割が面倒になりそうな気がする。
 実はpixivで描いている人が一定数いたりするんだろうか。

  • (17日)『大平面の小さな罪』

 岡崎二郎ビッグコミック増刊号で1994年から1996年にかけて連載していた作品とのこと(Wikipediaより)。ビーム編集部は復刊に力を入れてくれていてありがたい。

  • (17日)『冬の終わり、青の匂い』

 『演劇部5分前』の百名哲の作品集。「ついにこの時が!」「あれ、もう出せるの?」という思いが半々。デビュー作の猫の話が懐かしい。

 原作を久米田康治、作画を『とらドラ!』『五日性滅亡シンドローム』のヤスが担当。特別版の売り方は宣伝や商売としては有効なんだろうけど、素人の落語企画(それも音声のみ)には賛同できない。

 F4Uの新作。Web連載で第1話と最新話を公開中。
 ウルトラジャンプエッグは連載作品が減るばかり。現在安定して掲載されている作品は4本しかない。一方で、4月から始まったコラム企画は充実している。デジタル作画環境の解説、COMIC ZINのスタッフやXbox360シュタインズ・ゲート』開発者へのインタビューなど。

 本誌では追っていないがクライマックスが近いようで、続きが非常に気になっている。

 ようやく6巻。『ガラスの仮面』より刊行ペースが落ちているのでは。

 先日完結したと知り驚いた。もう少し続くものかと。この作品を読むまで久保ミツロウは『トッキュー!!』の人というイメージだったが完全に上書きされた。

 「泣ける作品=良い作品」でないことは承知している。が、アフタヌーンで読む度にほぼ毎回泣いてしまう。ディスコミュニケーションと子供の視点に弱いのか。軽妙な会話、見せ場のコマ表現も魅力的。

  • (21日)『生活』

 青林工藝舎とひと悶着あった末に講談社から改めて発売。福満しげゆきはすっかり日記マンガの人だが、フィクションをもっと読みたい。

 ガンガンONLINEで一度読み逃してしまい連載を追うのは止めてしまった。早く本編の続きを読みたいが、新規読者は入っていけるんだろうか。

 小路啓之のセンスには惚れる。

 しばらくぶりの続刊。借りて読んで面白かったんだが集めそびれている。

 ヤフオクで「10巻完結セット」としての出品が相当数あって哀しくなった。

 短編集。タイトルがひどい。うさくんにハマるきっかけになった『マコちゃん絵日記』2巻は6月25日発売。
 「とらだよ。」で4コマを連載していたことを作者のサイトで知る(上記のリンクから読めます)。気に入った作家はまずサイトなりブログなりをチェックする習慣をつけた方が良さそうだ。

  • (27日)『ラブアレルゲン』1巻

 桂遊生丸の新作。あかほりさとるが原作を担当。

 2巻ではなく、黒彼女さんがメインでもないので注意。現在連載中の3は隔週の楽しみ。

  • (27日)『わびれもの』

 小坂俊史の作品。「わびれたもの」の取材マンガらしい。twitterでオススメされ、1巻完結なので買う予定。