初心に帰って

 今は亡きMTG専門誌マナバーンの『マジックと人』のコーナーより、藤田剛史氏の発言を抜粋。

 編集部:(マジックを始めた当時)周りの評価が低いカードでも積極的に試す感じで?
 藤田氏:そう、そもそもカードを持ってないからしょうがない。持ってるレアは全部入れて、そんな感じでなんでもやってた。(略)
 だからカードがないから大会に出ないとかはやめろと言いたい。俺だっていまだにないもん。ないなぁ、ないからどうしようって考えるからうまくなるのに。(略)
 自分で目標をおいて、目標より下のトーナメントでは勝つことだけを目指すのではなく楽しむ。負けたほうがうまくなるし。普段負けても、ここぞというときに勝てばいいわけだから。

 4日に高校時代の友人を部屋に呼んで、泊り込みでシールド戦やら例の擬似ハイランダー(L-1フォーマットというそうです)をやるため、昔のカードを漁っていたワケです。
 そうすると、金に不足して何とかやりくりしていた昔のカードの方が記憶が鮮明なんですよ。最近のように大会の情報や仮想敵のデッキを調べるのにやっきになるより、とりあえず持ってるカードで試行錯誤してみたり、コモンBOX買ってコモンデッキを組んでみたりしていたあの頃の方が格段に楽しかったんですよね…。もちろん大学に入ってからカードに触る時間がめっきり減ったのは確かですが、「わざわざ大会に出るからには勝ちたい」「カジュアルプレイの機会があまりに少ない」という2点のためか、純粋にMTGを楽しむ気持ちを忘れてしまったような気がします。
 そんな折、藤田氏の発言は共感する点も多く、改めてMTGへの姿勢を考える良い機会となってくれました。今後は初心を忘れずに精進していきたいと思います。


 …L-1も良いんですけど、スタンダードのカードプールでレア抜きフォーマットの方がやってみたかったり。