『胎界主』の作者、鮒寿司インタビューをウルトラジャンプ2月号に掲載
『ウルトラジャンプ』2012年2月号(1月19日発売)の「WEB漫画家リレー」第7回で『胎界主』が取り上げられ、作者である鮒寿司(ふな ことつか)へのインタビューが掲載されている。
編集部によるコピーは「何度も読み返したくなる複雑怪奇なフルカラー漫画」。
漫画を描き始めたきっかけは「特にありません」。絵を描くのは得意ではなかったが、話を考えるのは好きだったとのこと。
影響を受けた作家として名前が挙げられている中で、楳図かずお、つげ義春、諸星大二郎はしっくりくる。ながいけんは…言われてみれば、ギャグセンスに共通点があるような気も。
WEB上で作品を発表した理由については、設定山盛りの大長編を紙媒体で掲載してもらうのは難しく日の目を見るにはWEBしかない、それならフルカラー横長で、という順当な回答。
普段の生活スタイルを訊かれて「やましいマネは何もしていません」などとあえて胡散臭い返事をするのは、DLsiteでの副業を知っている人間を意識してのものかも…というのは穿ち過ぎか。
そして、意外にも単行本化を示唆する発言が。
――一般誌デビューは考えていますか?
某社で、単行本化企画のお話も頂きましたが、第二部を完成させるまで保留状態です。広げた風呂敷(物語)をちゃんと畳んで、死ぬまで保留しないように頑張っています!
まず、出版社から打診があったことは確実。どこの編集者かは気になるが、商業ルートから評価を受けていることは好ましい。
あくまで可能性の話なので「やったぞ、単行本化だー!」と喜ぶのは早い。また、フルカラーで出版するとなるとコスト面の問題が、ディスプレイに横長一枚絵を表示する形式なので製本の問題も(この辺りの難点については作者自身がサイトで言及している)。
では企画が進展するのはいつ頃かというと「第二部を完成させるまで保留」。現在の構想とペースでは年内で終わらないことが宣言されていることもあり、今から過度な期待を抱いていても仕方ないかな、と。