2012年1月の新刊リストを見ながら思ったことを書き散らす

 「このマンガがすごい!」2012の順位が12月10日に発表(オンナ編2位)され、1巻の重版分が充分に出回った最高のタイミングでの2巻発売。しかし『ITAN』がここまでのヒット作の土壌になるとは思ってもみなかった。

 中村珍のエッセイマンガ。この機会に『ちんまん 中村珍短編集』を読み返そうか。『羣青』は間もなく完結。

  • (7日)『ハナコ@ラバトリー』2巻
  • (7日)『的中!青春100%』

 『煩悩寺』2巻が出たばかりのところに秋★枝の単行本ラッシュ。ウルトラジャンプのWeb連載『恋愛視覚化現象』もそろそろ本になってもいい頃合かな。

  • (13日)『彼女の世界』

 袴田めらの百合作品がリュウコミックスから。

  • (16日)『解体屋ゲン』1巻(芳文社マイパルコミックス)

 2003年に1巻が出たっきり、何故か続刊を出してもらえない『解体屋ゲン』(読みは「こわしやゲン」。現在も『週刊漫画TIMES』にて連載は続いており、時折表紙を飾るくらいには支持を得ているはずなのに…)。それがこの度ついに、新たに1巻が刊行されることになった。…ただし「いわゆるコンビニ版」の模様。

  • (19日)『ちゃりこちんぷい』1巻

 玉置勉強のバンドもの。原作担当は坂井音太で、合作という点でも興味が。スーパージャンプからグランドジャンププレミアムに無事移籍できて安心した。

  • 20日)『星になる日』

 鈴木ジュリエッタの初短編集。『神様はじめました』11巻と同日発売。

 ガンガンONLINEで連載中。昆布茶( @kobucya )さんがプッシュしていたので買ってみることに。

  • (23日)『ディベーティアン』1巻

 ディベートが題材、それも高校生によるディベート甲子園となれば注目せざるを得ない。掲載誌はモーニング・ツー

  • (23日)『I Care Because You Do』

 西島大介による、自身を色濃く反映した作品ということらしい。

 新手のまんがタイムきらら。しかし雑誌媒体に非ず。蒼樹うめの新作ストーリーマンガが目玉。表紙にはカヅホ、黒田bb大沖の名前が。

  • (28日)『サッカーの憂鬱 〜裏方イレブン〜』

 『オーレ!』の能田達規によるサッカーものということで期待。

  • (30日)『ニッケルオデオン』1巻

 ワニマガジン編集部の意向により快楽天での連載が4コマに転向させられた道満晴明。そこにIKKI編集部がショートショート連載の枠を! ありがとう、IKKI編集部! 『ぱら☆いぞ』も大好きだけれど、やっぱりショートショートが読みたい。

  • (30日)『マホロミ』1巻

 冬目景の新刊。相変わらずシリーズ連載と称してたまにしか載らなかったので、「ようやく単行本になってくれるか…」といった心境。初掲載から2年か。

  • (31日)(成年向けコミック)『JUNK LAND』

 コミティアを主な活動の場としている紙魚丸の初単行本。一般向け同人誌の雰囲気(とりわけ「間」)がとても気に入っているのだけれど、一方で成年向け商業誌での描写もまた実用度が高く感じる、個人的には珍しいツボを突いてくる作家。