DS『無限航路-Infinite Space-』プレイ開始

 宇宙を航海するRPG。艦船のカスタマイズが、モジュールの設置、クルーの配置など数多くの要素で構成されているのが特徴。


 とにかく艦船のステータスと、それに影響する項目が多岐にわたる。「装甲」「索敵距離」などの戦闘に直接係わるものの他に、航海中の疲労度上昇を抑えるための「居住性」なども。
 各ステータスを強化できるモジュールの数がまた多い(説明書には39種類記載されている)。テトリスのようなブロック状で、それを戦艦の空きスペースに配置する。同じモジュールでもレベルによって性能と形状が異なるため、ますます組合せのパターンが増える。この地味な作業がなかなかに楽しい。
 クルーを役職に配置することでも、艦隊のステータスを補正できる。クルーの能力値は10項目、役職は大別すると13種類。こちらは役職ごとに参照される能力がひとつだけなので実際はシンプル。ただ序盤は人員が不足しているため、操艦の人を外して管制を増やすべきか、といったジレンマが。
 目的に合わせて能力をいじるのが好きな人には向いているが、面倒にしか感じない人も相当数いるのは間違いない。


 戦闘はリアルタイムのコマンド選択式。敵との距離を調整しつつ、時間経過で増えるゲージを消費して行動する。
 基本は、通常砲撃、全砲斉射、回避行動の3択。全砲斉射は通常砲撃の2倍のゲージ消費で3倍の威力。回避行動は攻撃を入力するまで状態が有効で、全砲斉射をほぼ回避できる代わりに通常砲撃の被弾率が格段に上昇。
 ゲージは段階別に色分けされていて、敵機のゲージ量を色で識別できる。よって、「ゲージが溜まっている=全砲斉射の危険あり」「ゲージを消費したのに攻撃がこない=回避中」といった判断が可能。
 空母に搭載した艦載機による攻撃、それに対する対空迎撃、接近時限定の白兵戦、艦長や旗艦ごとの特殊コマンドもあるがまだ把握していない。
 初のボス戦で全滅したが、以降はコツを掴んだので割と余裕。雑魚戦が単調に感じてきたので、そろそろ艦載機が使えるようになって選択肢が増えてくれるとうれしい。
 豊富なカスタマイズ要素は適度なバランスの上でより活きる。今後どんどん戦闘がシビアになりますように。


 現在チャプター3。ヤマト的なSFに思い入れはないけれど、ストーリーにはそれなりに好感を持っている。町での会話でもクルーが増えたり主人公の能力が増えたりするため、チェック忘れがないか必死。1人仲間にしないまま進めでしまうところで危なかった。「町→パブを選択→人名を選択して会話」の流れのせいか、SFCフロントミッション』を思い出した。


 ゲーム中に登場した人物や艦船を閲覧できる「データベース」が用意されているのはありがたいんだけど、タイトルメニューからしか選択できないのが痛い。また、用語やシステムのヘルプで、各項目の既読、未読を判別できるようにしてほしかった。