『鉄騎』河野一二三のお手並み拝見 DS『無限航路 -Infinite Space-』に注目
6月11日発売。プロデューサーはプラチナゲームズの稲葉敦志(PS2『大神』を開発したクローバースタジオの元代表)、ディレクターはヌードメーカーの河野一二三(Xbox『鉄騎』や『クロックタワー』の立役者)。
「宇宙を舞台にした壮大なストーリー」とか、イベントで挿入されるアニメとか、200人を超える登場人物とかはどうでもいい。注目しているのは、戦艦のカスタマイズと艦隊の編成による戦闘が面白いかどうかのみ(ただ登場人物は、乗組員なら戦艦の1パーツという意味で大事)。
ファミ通のクロスレビューによると、「油断すると瞬殺される戦闘難度」「雑魚戦も気が抜けずハードルは高め」「難度は高めで歯応えあり」とのことで期待度アップ。
Xbox『鉄騎』は、ゲームファンの間では有名なロボット操縦ゲーム。専用コントローラはスティック2本、シフトレバー、40個以上のボタン、さらにはフットペダル3つで構成されている。コックピットハッチの開閉など、単独の用途しかないボタン多数。サイトに発進までの操作が判る「起動体験版」がある。
(googleから拾ってきた参考画像)
機体が破壊された際に、脱出装置のボタンを押すのが遅れるとデータが消去されるというリアリティを追及した仕様は今もなお語り種。できることなら脱出ボタンの上にプレパラート状のガラスをセットして、脱出の度に割る仕様にしたかった、というロマン溢れる発想が素敵すぎる。
ディレクター河野一二三は、『御神楽少女探偵団』の監督、脚本、ゲームデザインも担当している。これを書くに当たって色々と確認するまで気付いていなかった。『御神楽〜』は推理ゲーム関係のスレッドかどこかで、「推理トリガーシステム」について語られていて興味を持ったが、すっかり頭の片隅に追いやられていた。
ちなみに河野一二三を『鉄騎』の企画に誘ったのは三上真司。世間的には『バイオハザード』の生みの親(1と4のディレクター。他ではプロデューサー)。個人的には『killer7』でプロデューサーとして、須田剛一にアクションゲーム制作についての影響を与えた人。現在はプラチナゲームズで新作を開発中。