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Wii『428 〜封鎖された渋谷で〜』の本編をクリア。期待を上回る出来で、とても面白かった。読めない展開や意外な伏線もあったし、脇役が光っていたのが良い。欲を言えばもっと事件に関係のない端役がいてほしかったけど、今作のコンセプトを考えれば丁度良いとも思う。
ボーナスシナリオも2本読み終わった。我孫子武丸のシナリオは、感動するけど特筆すべき点がない。TYPE-MOONの方は、文章云々の前にアニメ調のイラストでボイスがあるためかなり浮いている。個人的にはごった煮な感じが好きなので問題ないけど、抵抗感がある人は多いかも。Fateをそれなりに楽しんだ身からすると、可もなく不可もなくといった印象。本編の時から振り仮名が小さくて読みにくいと感じることがあったが、奈須きのこが「表現(かんかく)」みたいなルビを多用する上に舞台の設定上ルビを付けるべき言葉がよく出てくるため、見辛さが顕著に現れていた。
とりあえずまだいくつか残ってるバッドエンドを埋めて、それからスペシャルエピソードを全部出すのが目標。チュンソフトは『かまいたちの夜』で、特定のシーンでリセットボタンを押すと隠しシナリオに飛べるという予想外すぎる仕込みをやった前歴があるから、他にどんな隠し要素があるのか気になるところ。少なくとも、ファミ通に掲載された『ドアドア』っぽい画像の正体はあるはず。