ギタドラMS公式サイト更新。隠し曲のタイトルとアーティスト名が伏字で発表されている。2chのCSギタドラスレであっという間に推測結果が出されてたけど。諦めかけていた曲や意外な曲も収録されているようで、31日が待ち遠しい。

 昨日に引き続き戦闘システムの話。興味のある方だけどうぞ。
 構築したデッキから手札として引いたカードの行動しか選べないのがポイント。戦闘時の行動がパターン化してしまう点をうまく防いでいる。相手の弱点を突けないこともあるし、何よりいつでも回復できる保障が無い緊張感は大きい。かといって回復や防御カードを入れすぎると攻撃できないターンが発生しやすいのでバランスが大切。必殺技など強力な攻撃はコンボ(カードの複数出し)の2枚目以降でしか使えない、といった制限があり、これも入れすぎるとよろしくない。
 属性攻撃のダメージ計算はこのシステムとうまく合致している。普通のRPGでは魔法が「火属性の40ダメージ」のように扱われるが、バテンカイトスでは「火属性30+無属性10」のように属性ごとにダメージを分けて計算する。よって相手の「火属性80+無属性10」の攻撃に対して無属性100を軽減する防具カードを使っても80ダメージを受ける。この計算はコンボにも適用され、「火60+無20」と「水40+無10」の魔法をコンボさせても相反する属性が打ち消しあい、結果として「火20+無30」の攻撃になってしまう。あらゆる弱点を突こうとすると、カードゲーム初心者にありがちな「どんな状況にも対応できる=器用貧乏」デッキができあがるが、それが的確に苦行を呼ぶようになっていて素敵。敵に合わせてデッキを考える必要があり、そこが面白い。そのためボス戦では負けてもゲームオーバーにならず、メニュー画面でデッキ調整の後に再戦できるようになっている。
 カードには精霊数という数字が振られていて、「2→3→4の順番でカードを使ってコンボ」「コンボに使ったカードが全て6」のような場合に数値ボーナスが付くようになっている。例えば同じロングソードでも精霊数が違うため、「高い数字のカードで固め打ち」などデッキ構築の深みが増す。さらに「魚→火の魔法」で戦闘終了後に「焼き魚」のカードが手に入る、といった特殊なコンボも存在するため戦闘に飽きが来ない。
 ゲームキューブを持っている人にはぜひプレイしてほしい作品。やや入手が困難なのが残念。Wiiもあるので安い中古を見つけたら買いかも。