前々から気になっていた

 テレビで「壬生義士伝」を視聴。
 新選組が話の主体だと思っていたが別段そういうわけでもなかった。先入観は良くない。
 兎にも角にも中井貴一の演技が意外な程に巧かった。過小評価していたことを反省。どうもミキプルーンの印象が抜け切らない。「新選組!」を見ていたことによる背景知識が理解の助けになることが多かったが、新選組あるいは日本史を知らないと展開についていけない感じも。沖田を演じる堺雅人もそれはそれで似合っていた気もする。佐藤浩市は細かい演技も含めて非常に良かったが、役が斉藤一なので途中までは自分の中で不自然さが強かった。
 途中までは淡々と見ていたが、ラスト付近での三宅裕司中井貴一におにぎりを食べさせようとするシーンで途端にボロ泣き。もう我ながら驚く位に。「死+故郷+ひもじさ」の三連コンボは強烈ということか…。
 ただ中盤辺りから、中谷美紀のうなじにばかり目がいっていたのもまた事実。