『フルメタル・ジャケット』感想
- 出版社/メーカー: ワーナー・ホーム・ビデオ
- 発売日: 2010/04/21
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スタンリー・キューブリック監督。1987年アメリカ公開。
ベトナム戦争映画。有名なハートマン軍曹や、「逃げる奴はベトコンだ! 逃げない奴はよく訓練されたベトコンだ!」という台詞は本作のもの。
海兵隊での訓練の様子が濃密に描かれている(主に罵倒)。日中の訓練時と消灯後の就寝時で、画面の明暗が対比されている様が印象に残った。狂気に陥った人間の表現は流石キューブリックといった感じ。軍の報道部署の部屋にスヌーピーのパネルが掛けられており、一体どうしてと思ったが一拍置いて納得した。
軍隊がミッキーマウスマーチを歌いながら荒れた戦場を闊歩する悪趣味なシーンが気に入った。ミスマッチに弱い。鮮明な記憶に残っている例としては、ヱヴァ破中盤での挿入歌。それと、整列した海兵隊員が懲罰で腕立て伏せをする中心でひとりだけドーナツをむしゃむしゃと食べている場面も好き。
当初、訓練教官役の人物に演技指導をする予定だったリー・アーメイは、その迫力が余りにも生々しく圧倒的だったため、自ら訓練教官を演じることになった。
(Wikipedia「フルメタル・ジャケット」の項目より転載)
ハートマン軍曹は急な抜擢だったのか。予告編にも登場していないらしい。