COMICリュウ3月号付録 石黒正数漫画家生活10周年記念『ネムルバカ』1.5巻
1月19日に発売されたCOMICリュウ3月号の付録は、石黒正数の漫画家生活10周年を記念した小冊子『ネムルバカ』1.5巻。リュウ2008年5月号に掲載された『ネムルバカ』番外編『サブマリン』を採録。さらに縁のある作家が多数メッセージを寄せている。
参加している作家(代表作)と内容は以下の通り。
- 小原慎司(『二十面相の娘』):短編『スペース ネムルバカ』8P
- トニーたけざき(『岸和田博士の科学的愛情』):イラスト
- 大石まさる(『水惑星年代記』):イラスト
- 水上悟志(『惑星のさみだれ』):イラスト
- 小野寺浩二(『超時空眼鏡史メビウスジャンパー』):『石黒さんからのいただきもの』『ダメなネムルバカ』各1P
- ツナミノユウ(『シュメール星人』):『アシ日記』2P×2本
- 長堀薫(現アシスタント):『石黒先生んちのテレビ』4コマ1本
- つばな(『第七女子会彷徨』):『入巣の自信』4P
12月段階で告知はしたものの、発売直後に宣伝しそびれてしまった。今更感が漂うものの、一応記事の形にしておく。
水上悟志は石黒正数のデビュー作、『ヒーロー』を読んで短編に目覚めたとのこと。あの作品に込められた熱量と話の落とし方を鑑みると、何となく心情が判る気がする。
「それ町」単行本などに載っている自画像の印象があるため、他人が描いた顔に強い違和感を感じる。大石まさる曰く「よつばの父ちゃんに似ている」。
ツナミノユウのマンガには後半とても笑わされた。ただし読後感はほぼ『シュメール星人』。
つばなには「それ町」の影響を強く感じていたが、実際のアシスタント経験は数えるほどしかないという。編集者が共通しているセンスを察して紹介したのかな。
2月19日発売のCOMICリュウ4月号には『ネムルバカ』番外編2が掲載される。歓迎しない訳ではないが、正直に言って新しい読み切りの方がありがたい。単行本にはどう収録されるのか、という心配を再びすることになるとは。