COMICリュウ小冊子「登竜門」で中野でいちの応援を決意
月刊 COMIC (コミック) リュウ 2012年 11月号 [雑誌]
- 出版社/メーカー: 徳間書店
- 発売日: 2012/09/19
- メディア: 雑誌
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持ち込み、出張編集部、スカウト、投稿……様々な形でリュウの門を叩いてくれた新しい才能たちの中から、各担当編集者が「今イチオシ!」の作品を厳選プロデュースしてお届けします。
(小冊子「登竜門」目次コメントより引用)
収録作品は以下の通り。
- いわや晃『絶対シュビ領域』
- 甘夏柚子『図書室妖怪譚』
- 苦楽たくる『しっぽが生えたから』
- 宮部サチ『百合のコンフィー』
- 霧恵マサノブ『触腕水原さん』
- ジョニーまひろ『渚の鮫島くん』
- 中野でいち『とらごころ』
- 倉金篤史『ぷらしぃぼ』
新人にしてはレベルの高さを感じさせるものばかりだが、中野でいち『とらごころ』が頭抜けて面白かった。
まずキャラクターの絵が独特。ぱっと見でインパクトのある画ヅラは武器になる。
本作は実はコミティア98で頒布された同人誌が初出で、pixivで公開されている冒頭5ページ分を見てもらえればその味が伝わるんじゃないかと。
話の導入は、慕っていた先輩から突然の「彼氏ができました」宣言のショックで虎になってしまい……というもの。
『山月記』を思わせる突飛な設定から始まって、主題はベタに堅実。描くべきもの――先輩はどういう魅力のあるキャラなのか?――がブレていない。
めくり効果や大ゴマの活かし方、台詞のリズム感も好み。
ということで、中野でいちは今後も応援することに決めた。この企画では人気投票が行われ1位には本誌での掲載枠50ページが与えられるため、結果が気になる(発表は11月19日発売号にて)。
それとコミティアには継続的に参加しているようなので、同人誌の方もチェックしていきたい。とりあえず自分は次回のコミティア102(11月18日開催)には足を運ぶ予定。
こちらを事前に読んで気に入っていたので、ページを開いてすぐ「あのアマガミマンガの人だ!」と衝撃を受けていた。
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霧恵マサノブの名前には目を疑った。てっきりデビュー前の新人に限った企画かと……。単行本を何冊も出してるクラスなのに。
(本企画の趣旨から若干逸脱するかも、との編集者コメントは付記されていた)
整った描線もテクニカルなコマ割りも「こなれている感」が強い。ただどうしても成年向けのフィールドで活動してほしいなと思ってしまう。
しばらくぶりに読みたくなったので既刊を探してみるつもり。