『がらくたストリート』、あわや連載中断でひやり
- 作者: 山田穣
- 出版社/メーカー: 幻冬舎コミックス
- 発売日: 2008/12/24
- メディア: コミック
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蘊蓄語りがさえわたるマンガ、山田穣『がらくたストリート』は最ッ高に面白いのだが困ったことに休載がとても多い(1巻発売が2008年12月、2巻が2011年8月)。連載されているコミックバーズの巻末、目次の欄外に休載のおしらせがいちいち書かれないくらい不在が当たり前になっている。
6月11日のこと。pixivをチェック中に「どうももう載らないっぽい」から、との説明と併せて『がらくたストリート』最新話がアップされているのを発見。少し後、作者のサイトで事情と経緯について説明があった。
以下、ざっくりと要約。
- 編集者から事前に、また休載が続くようなら掲載の予定は立てられないと言われていた
- (しばらくの休載を経て)編集部に原稿送付、掲載予定が立たないなら勝手に公開してしまっても大丈夫かと質問
- 2週間の間、編集部から返答なし
- (許諾と判断)アップローダとpixivで最新話を公開
- 単行本未収録分は同人誌として頒布予定
- 今後本誌には掲載されないため、3巻は出ない
私がpixivで見たのは13時30分頃、サイトを確認したのは15時40頃だったのだが、(はてなアンテナでの記録上では)21時25分に追記が更新された。
- およそ7ヶ月ぶりに担当から連絡があった
- 今後の協議中だった。早まったことはしないでほしい
- 2週間音沙汰がなかったのに「協議中」?
- ひとまず最新話はWeb上から削除
一旦は連載中断の報告でショックを受けたが、安心できないものの事態は保留、3巻発売の目も無くはない……のだろうか。少なくとも、単行本未収録分の原稿を読む機会は失われないと判ったのは収穫か。
実は更なる追記があって、度重なる休載は作者の責任であって編集部は悪くないから誤解のないように、ということだった。フォローは大事。
何にせよ、好きなクリエイターにアウトプットが気配も見えない状態というのは残念だし歯痒いし心苦しいので、ひとつよろしくお願いします、としか。バーズ編集部にお便り出しておくべき?