PSP『TRICK×LOGIC』発売日決定 シーズン1が7月22日、2が9月16日
PSP『TRICK×LOGIC(トリックロジック)』はチュンソフト開発、SCE販売の「ヒラメキ発見ミステリ・ノベル」。シーズン1、シーズン2の分割販売で、各発売日は7月22日と9月16日。価格はどちらも2980円。現在、シーズン1のみダウンロード版(2380円)の配信予定がある模様。
事故で冥界に意識が飛ばされた主人公が、本を読みその作中の謎を解く形式で進行する。とはいえ、事件に超常的な現象は関与せず、動機の強弱が重要ということもない。
システムは「テキスト中の怪しい箇所をキーワードとしてピックアップ→それを使って推理を組み立てる→真相に関する"問い"に対して適切な推理を入力→解決」という流れらしい。モニタのプレイ結果によると難度はかなり高いが、ヒントによる救済措置もあるとのこと(選ばない限りヒントは見ずに済む)。
事件は全10話。シーズン1に1〜4話、シーズン2に5〜10話を収録した2部構成。テキスト量は長い場合で文庫での100ページ弱とのこと。各話を執筆する作家は以下の7人。
- 我孫子武丸
- 綾辻行人
- 『十角館の殺人』『霧越邸殺人事件』『どんどん橋、落ちた』『Another』
- 有栖川有栖
- 『月光ゲーム Yの悲劇'88』『双頭の悪魔』『マレー鉄道の謎』
- 大山誠一郎
- 『アルファベット・パズラーズ』
- 黒田研二
- 『ウェディング・ドレス』『カンニング少女』
- DS『極限脱出 9時間9人9の扉』のノベライズを担当。
- 竹本健治
- 麻耶雄嵩
あまりにも豪華な面々で目を疑った。それと講談社イメージが強い。
我孫子、綾辻、有栖川の著作は半分以上読んでいる。特に館シリーズは、推理小説への熱意を再燃させてくれた思い入れのある作品。
2月に発表され、それから間もなく開発度95%とファミ通に記載されていたものの、以後全く音沙汰がなかったので心配だった。推理システムの詳細が気になるところだが、ノウハウも蓄積されているだろうし期待している。チュンソフト大好きで、気に入っている作家も多いため当然買い。
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それと、各作家の有名な作品を確認中に『川に死体のある風景』(創元推理文庫)というアンソロジーを発見した。こちらは歌野晶午、黒田研二、大倉崇裕、佳多山大地、綾辻行人、有栖川有栖による6編。早速読むリストに追加。