2010年3月発売の新刊リストをチェックしながら思ったことを書き散らす

  good!アフタヌーンの単行本ラッシュ第2弾。『鉄風』はアフタ期待の新人、太田モアレによる総合格闘技マンガ。主人公の性格に難があるにも係わらず読ませる。『ハルシオン・ランチ』は本誌の中で一番のお気に入り。やりたい放題。書きそびれてるけど昨年のマンガ10選を決めるなら確実に入れている一作。『水面座高校文化祭』を描くのは『くおんの森』が好評の釣巻和。この人は本当に絵が魅力的。

 津田雅美はもっともっと売れるべき。

 渡辺航が2作品同時発売。おそらくアシスタント10人体制である大暮維人の月産ページ数を上回ってる(カラー原稿も多い)。大丈夫なのか。弱虫ペダルが人気なのはもちろんうれしいが、るるもの近所での入荷数は相変わらず微々たるもので寂しい。

  • (8日)『東京無印女子物語』

 ねむようこ祥伝社で新作描いてたのか。

 完結。手に取りやすい巻数なのでオススメしやすい。

 2009年に発売された谷川史子作品から1つ選ぶならこちら。

 ノイタミナ枠でアニメ化決定。東村アキコの勢いは増すばかりだな。モーニングでの新連載『主に泣いてます』は本誌で追っていくつもり。

  • (12日)『元祖江戸前 寿し屋與兵衛』3巻

 昨年辺りから各方面の影響でグルメマンガへの注目度が上昇中。本作はビダさんの熱烈なアピールで知った。

 アマゾンの内容紹介に30日に発売延期との表記が。

  • (13日)『嵐ノ花 叢ノ歌』2巻

 東冬はもうエロは描いてくれないのかな…。一時期みたいにDL販売だけでも構わないんだけど。

  • (13日)『響子と父さん』

 石黒正数リュウ不定期連載していた作品。「それ町」読者の皆様、チェックをお忘れではありませんか。

  • (15日)『地球美紗樹』1,2巻

 岩原裕二が月刊エースネクストにて2001年から2002年にかけて連載していた作品。ビームコミックスから新装版が発売される模様。Daisukに貸してもらい読んでみたら出来の良さに感心し、即刻ヤフオクで落札した。

 いよいよ別冊少年マガジンの単行本もリリース開始。やはり目玉は雷句誠の新作だろう。創刊号を一通り読んだ中では『バニラスパイダー』が好みだった。ちなみに創刊号に掲載された全作品を公式サイトで読むことができる。

 個人的に、以前は東村アキコに対して『ひまわりっ健一レジェンド〜』の人という印象があった。今作が大ブレイクしてからは、育児エッセイマンガ家という認識が一般的なんだろうな。

  • (19日)『PLAY!』2巻

 花見沢Q太郎による女子バンドマンガ…だと表紙から察している。FAXでの注文書に『けいおん!』との併売が勧められていて身も蓋もないなと思った。

 モーニング2を初期から支えている作品。マジシャンを題材にしたマンガだが、主人公の少年が難読症という要素がうまく効いている。

 コミックビームを購読していて良かったとしみじみ思う作品。

  • (25日)『血まみれスケバン・チェーンソー』1巻

 『ゾンビ屋れい子』でおなじみ(おなじんでるか?)、三家本礼の新作。明るいスプラッターで迫力あり。

 「靴下は下着か服か」という問いを投げかける足の裏フェチ、A-10の単行本。コミックホットミルクで連載されていた。ビブロスコミックとして2002年に刊行された同タイトル作も収録。
 そういえば篠房六郎家政婦が黙殺』もビブロスだったな。結構熱いレーベルだったんだろうか。

 茜新社から刊行されるアンソロジー。『ふたなりっ娘LOVE』も長く続いたのでタイトルを一新ということかな。

 ひだまりアンソロはスルーしてたんだけど、注目作家が増えてきたので検討候補に。

  • (30日)『強制ヒーロー』1巻

 『正義警官モンジュ』の宮下裕樹による新作。月刊!スピリッツで連載中。国に選出された民間人が犯罪者を裁く話。ただし逮捕も仕事の内。2008年に週刊の方のスピリッツに掲載されたバージョンはどこかに収録してもらえるんだろうか。腕時計型の装置で投票が行われるとどうしてもハンター試験を連想せずにはいられない。

  • (31日)『季刊GELATIN 2010 はる』

 2度目の春。表紙はredjuice。toi8、宇木敦哉、VOFAN文倉十など。ヤスダスズヒトの再登場を密かに待っているが今回は叶わず。