デジタルメモ「ポメラ」の新型DM20が登場 12月11日発売

 「ポメラ」はテキスト入力に特化したデジタルツール。文字を打つことしかできないが、その代わり起動が早く、折りたたみ式キーボードで入力も快適。単4電池2本で約20時間動作する。昨年11月に発売された「DM10」は年間販売目標の3倍、約9万台を販売している。
 今回発表された「DM20」について、気になった変更点は以下の通り。

  • 価格は34650円(アマゾンで29800円、楽天の文栄堂ネットプラザで25800円)
  • 液晶が5インチに拡大
  • 1ファイル28000文字、1000ファイルまで保存可能
  • フォルダ管理機能を搭載(最大5階層)
  • 文字表示が7段階に増加(DM10は3段階)
  • テキストをQRコードに変換可能(3200文字まで)

 ポメラで書いた文章を携帯電話に送り、携帯からブログを更新することが出来たら便利だろうなと常々思っていたが、まさかQRコードとは。発想に脱帽。しかし、QRコード1つにつき200文字までの情報しか入らず、それを超える場合「連結コード」と呼ばれる複数のQRコードを読み取る必要があるらしい。この辺りが面倒でなければ良いんだけど。
 保存文字数とファイル数の増加は単純にうれしい。が、やはり価格がネック。現行機から買い換える程の魅力は感じない。


 個人的に、ポメラ(DM10)はメモではなく「手軽にまとまった文章を書く」用途で使っている。PCを起動する手間が要らないし、携帯だと長文を書いたり編集するのが手間。ただ常に持ち歩けるサイズではないし、例えばスーパーで何かを書きとめるのには向かないため、メモは携帯で取るようにしている。ポメラを持ち出すのは、予め外出先である程度の文章を書く時間が取れると判断した場合に限る。


 デジタルツールといえば、iPhoneについては盛り上がりを遠目に眺めるだけだったが、手早く文章が書けると知り興味が湧いてきた。今までは「大規模なカジュアルゲーム市場」としての面にしか注目しておらず、テキスト入力についてはノーマークだった。