原作:大場つぐみ、漫画:小畑健バクマン。』がジャンプ37・38合併号から連載開始。
 マンガ家を目指す少年が主役。こういった話は表現行為への熱意や創作意欲が主軸になることが多いと思うんだけど、この作品は「売れるマンガ」(さらに言えば、金を稼げるマンガ)を模索する点が独特。第1話はぐいぐいと読ませる展開だったし、これから話がどう転がっていくかも非常に楽しみ。
 ジョジョネタ、自虐を含めたデスノートネタ、ジャンプで10週打ち切りの話題など、本筋以外にもにやりとする展開が多かった。ネットでは考え無しに乱発されていて内心快く思っていない「だが断る」が文字組みも含めて完璧な用法で使われていて軽く感動。「大場つぐみガモウひろし説」は明確なソースがないためあまり信じてはいなかったものの、ラッキーマンを連想させるエピソードで信憑性が高まった気がする。

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