T畠の誘いで、高校時代ちょくちょく映画を観に行っていた4人組が集まった。ちょうど1年ぶり。
 まず東京都現代美術館の「大岩オスカール 夢みる世界」展へ。昔ながらの町並みの絵を眺めていると、引き込まれるような妙な気分になる。『カラスの巣』や『野良犬』が気に入った。ラフスケッチや写真のコラージュなど、作品の制作過程も展示してあって興味深い。『シャドウキャットとライトラビットの出会い』を見て『電脳コイル』を連想してしまった。
 常設展の方はいかにも現代アート然とした作品だらけで、理解の範疇を超えていた。理解どころか「何となく良いな」とかも判らない。三角形で中が鏡張りの小部屋(天井と床は赤)があり、その奥に派手に電飾された¥マークが取り付けてある作品なんてどうすればいいのやら。ただ、入り口の「¥マークには高圧電流が流れていますので触らないで下さい」という注意書きは面白かった。あと休憩用のスペースに作品の椅子が何種類か展示してあって、それはどれもシンプルな形状なんだけどフィット感が抜群だった。機能美って大好き。

 錦糸町に移動して、大きなショッピングモール内にあるシネコンで『スパイダーウィックの謎』を観た。感想は下に一応別タグで。フードコートで食事をしながら、就活の話などをだらだらしゃべる。ちなみに4人中3人が留年、1人は2浪して現在大学3年という有様。その後マックに場所を移すも、まさかの21時閉店のため早々に追い出されてロッテリアへ。突然T畠が『ウミガメのスープ』(個人的には懐かしさを覚える)を出題して大いに盛り上がった。
 独りで過ごす時間は楽しいし、寂しいと思うこともないけれど、それはあくまで「気軽に会って雑談できる友人がいる」という前提があるからだと思ってる。22日にうるざと会うのもすごく楽しみ。当面は大学の友人が近くに在留してるけど、将来的に就職して忙しくなったり家庭を持ったりして、男友達で集まれる機会が減りそうなのは少々不安。