PC『アールエス』
同人サークル、アンディー・メンテによるフリーゲーム。コマンド式戦闘のRPGで、キャラの育成やアイテム収集などの、いわゆる「やりこみ要素」が充実している。
フィールドを自由に歩き回ったりはできず、ダンジョンの最深部を目指して進む。ダンジョンにもマップはなく、基本的に前進か後退を選ぶのみという割り切ったシステム。人を選ぶグラフィックや理解しにくいストーリーもあってか、取っ付きにくい印象は否めない。
キャラの育成はポイント割り振りによるステータス上昇と、いわゆるジョブシステム。どのパラメータを伸ばすかは自由で、攻撃の属性に応じてパラメータが存在するので悩みどころ。ジョブごとに習得できるアビリティは種類もセットできる数も多く、カスタマイズ性が高い。
アイテム収集は星の育成や店の経営、建物の建築に関係する要素。端的に言うと、アイテムを合成することで消費アイテムや装備品を作ったり、キャラを強化したり、別の合成用アイテムを作ったりできる。
90時間ほどプレイした感想(マニア度30000弱)。カスタマイズ性の高いスキルシステムは大好きなのでそれを目当てにプレイしていたら、アイテム合成の中毒性にやられてしまった。アイテムを求めてひたすらダンジョンに潜り続ける日々…。アイテムの用途も多岐に渡るので、これは装備品じゃなくて建物を作るのに使った方が、とか優先順位で悩む。今のところ、戦闘は若干大味な感じ。アビリティの組み合わせを考えるのは楽しいし、ザコ戦で全滅する危険が大きいのも緊張感があって良い。
店の経営ができるようになってからが本番なので、ゲーム性に興味があるなら投げるかどうかの判断はそこまで待った方が良いと思います。