Xbox360『THE IDOLM@STER』

アイドルマスター Xbox 360 プラチナコレクション

アイドルマスター Xbox 360 プラチナコレクション

 プロデューサーになってアイドルを育成するゲーム。開発はナムコアーケードゲーム(2005年7月稼動)の移植で、新キャラ星井美希が加わっている。DLCダウンロードコンテンツ)での利益がソフトの販売利益を上回り、国内のみの販売にも係わらずXbox360の全作品中でDLC売上第3位。ニコニコ動画で知った人も多いのでは。
 キャラは迷わず萩原雪歩を選択。「気弱で男性が苦手。いつもオドオド」という感じのキャラ。
 活動期間は1年間。1週間単位で進行するため、トップアイドルを目指すのに許された行動回数は52回。毎回「あと○週」と表示されるのが結構プレッシャー。
 「レッスン」では5種類のミニゲームでダンス、ビジュアル、ボーカルの能力を伸ばせる。成績が悪いと「こっちが下手糞なばっかりに…」と申し訳ない気持ちに。
 「オーディション」は各能力をアピールして、合格枠に入るとテレビ出演できてファンが増える。歌っている映像が見られるのは基本的にこの時。流行によって能力ごとに点数が違ったり、同じ能力ばかりをアピールするとその審査員が帰ってしまい得点が無効になったりという駆け引きの要素あり。特別に発動できる思い出スロットは当たると一気に有利になるけど外れると致命傷。目押しが苦手なので泣かされた。オーディションに落ちると責任を感じて相当凹む。「もっとダンスをアピールしておけば…」とか「スロット全外しって…」とか「そもそもオーディションの選択が…」とか。でも合格するとうれしさもひとしお。
 「営業」は会話イベントで、選択肢によって思い出数(思い出スロットの成功率)が増える。選択を失敗して落ち込ませては頭を抱えたり、成功してパーフェクトコミュニケーションが出てはガッツポーズを取ったりと、プレイしている姿は自分でも直視したくない有様。正直営業だけやってたい。
 「休む(オフ)」はやる気を表すテンションゲージ(選択肢やイベントで増減)を大幅に回復できる。信頼度が高いとオフ限定のイベントが起こる場合も。高テンションを維持できると、効率的に活動できる反面イベントが見られないというジレンマ。
 1年間の活動が終わるとお別れコンサート。無事に終わらせてくれるだろうと高を括っていたらスロットを要求されて焦った。外しに外して最後の最後、コンサートの成否を決める一発を当てた時は「よし来たッ…!」と声に出して全力のガッツポーズ。マジで危なかった。別れ際はしんみり。
 最終的にCランク、ファン数32万3715人で終了。プロデューサー評価は40点。予備知識なしで失敗続きの初プレイだしまあ仕方ないかと思ってたら、最後の「アイドルからの信頼度:E+」に打ちのめされた。ごめんなさい…。
 熱が入っていたので全体的にかなり楽しめた。会話欲を抑えてレッスンに励んでいたけど、信頼度の結果から考えるともっと積極的に営業に行くべきだった気がする。スロットを当てれば能力がいまひとつでも合格できそうだし。DLCの収益があるから、単なる色違いでない衣装が全然手に入らないのは想像が付いてた。でも「ゲーム中で女の子からメールをもらうにはアドレス(100MSP=150円)を購入してください」ってのはひどいんじゃないですか。そりゃああこぎな商売だと言われても仕方ないと思いますよナムコさん。
 まあ何はなくとも雪歩が可愛かったので良し。落ち込んだ際の有名な台詞「穴掘って埋まってますぅ〜」(ネットでグレンラガンネタ多数)は知ってたけど、イベントでなだめようとした時の「さあ、埋まりまーす…」って宣言には腹をかかえて笑った。