蟲と眼球とテディベア

蟲と眼球とテディベア (MF文庫J)

蟲と眼球とテディベア (MF文庫J)

 眼球抉子(がんきゅうえぐりこ)というネーミングセンスに痺れた。
 あまり好きではない「万能最強超人」キャラが出てきたので不安になったけど、杞憂にすぎなかった。キャラの奇抜さに頼ってない感じが良いのかなぁ。でもグリコさんいてこその話だし。心情描写が充分にされてるってことなのか。まあ面白かったのは間違いない。「眼球えぐっちゃうぞ」って台詞、良いね。当初の予定を変更したこのシリアス路線じゃなかったら個人的にはいまいちだったかも。
 髪型と瞳でどうしてもプレネールさんを思い出してしまうのは仕方がないと思う。


 荒木飛呂彦徳弘正也藤田和日郎など、数々のオススメ作品を絵柄だけで拒否されて辛い思いをしてきたからこそ食わず嫌いはしたくないが、ラノベは少し敬遠気味。薦められれば読むけど能動的には手が出にくい。シャナとかハルヒとか、一応読んでおいた方が良いのかな。まあ『蟲と眼球と殺菌消毒』と『狂乱家族日記』は気が向いたら読もう。