円周率

 ひとしきり悩んだ末、PSPを先に購入することを決意。きみしねはしばらくお預けだ。で、もじぴったんの話を少々。
 もじぴったんのゲームデザイナーは後藤裕之という人なんだが、実はこの人ギネスブックに載っていた経験がある。記録は円周率の暗唱で、何とその長さ42195桁。当時の記録が4万だったのでマラソンの距離にちなんだとのこと。覚え方はなかなか感心させられる脳の記憶方法を巧く使った方法で、基本は語呂合わせ。3.1415926535/8979323846/2643383279/5028841971/6939937510…の場合「産医師、異国に向かう、産後」「爆竹ゾーン、兄さん走る」「二浪し、さんざん破産に泣く」「これには芭蕉、一句ない」「リュックサック、きみんち強盗」と10桁毎に区切って覚える。この語呂合わせを1枚の絵として覚え、10枚の絵で一つの話と捉える。この場合は422話の物語になる訳で、各話も語呂合わせで何番目の物語かを覚えるそうだ。いやはや…。大体この記録、測定に9時間半もかかったとのことで、いかに長いかが判ろうというもの。9月に54000桁に記録を更新されてしまったが、もじぴったんの製作が終わったら10万桁を目指すつもりだそうで。是非とも頑張って頂きたい。
 この後藤氏、ゲームの発案・デザインの他にゲーム内の辞書の作成も行っている。8万語を超える収録語を全て一人で打ち込むという驚きの仕事ぶり。主に大辞林広辞苑を参照したそうだが、ゲームの設定上説明文は18字以内なので再編集が必要であり、辞書には入っていない流行り言葉・死語も満載。それらを調べる作業も基本的に一人でこなしていたとのこと。本当にご苦労様でした。
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