2012年2月の新刊リストを見ながら思ったことを書き散らす


 (本来なら月始めに更新するべき内容なんだが、中旬までは「前半を振り返り、後半を改めてチェックするきっかけに」という言い訳の元でアップすることにしている)

  • (9日)『五大湖フルバースト』上下巻

 実のところ購入予定リストをまとめた際には見逃していたのだけれど、上記のツイートで存在を把握して即購入を決意した。

 同日に『信長協奏曲』6巻も発売。

  • (15日)『森薫捨遺集』

 短編集というだけでなく、POPイラストなども網羅的に収録してくれるとは、Fellows!編集部らしい流石の仕事ぶり。
 ちなみに先日、森薫乙嫁語り』は「全米図書館協会の10代向けグラフィックノベルのベスト10に選出」「アングレーム国際BDフェスティバルで世代間賞(PRIX INTERGENERATIONS)を受賞」と立て続けに栄誉を獲得した。非常に喜ばしい。国際的な権威と大衆的な人気をこれほどまでに両立している作品も珍しいのでは。

 松智洋パパのいうことを聞きなさい!』(スーパーダッシュ文庫)はアニメ化に合わせて集英社の6誌でコミカライズという企画があり、「小鳥遊の陽だまり」はウルトラジャンプで連載されていたもの。複数作家による月ごとの交代制で、購入の主な動機はF4U。『怪獣のテイル』3巻も同日発売。

  • 20日)『オンナノコときどきオトコノコ』

 ひねもすのたり女装男子もの。わぁい!コミックスだから素直に「男の娘」と呼んだ方が適切か。氏のふたなりは大好きなので成年向けで活躍してもらいたい思いもあり、一般向けとはいえ新たな仕事の依頼があったことを喜ぶべきだという思いもあり。

  • 20日)『ヒーローの秘密』1巻

 「チェンジH」掲載、今村陽子による「性転換×変身ヒーロー」。胸が高鳴る。

  • (23日)『THE DOG RACE -青山景初期作品集-』

 IKKI編集部の告知をfavologで検索したら、青山景の訃報が流れた際の篠房六郎平野耕太の発言も抽出されたのでついでに貼っておく。 

 「まさかの」or「ついに」TVアニメ化決定。「動く卜部が観られる!」などとテンションが上がることもなく、いつも通り「これを機に原作を手に取ってくれる人が増えれば幸い」のスタンス。とはいえ原作への思い入れとはまた別の面で、OP・EDとキャラデザは楽しみ。

 『銀の匙 Sliver Spoon』という直接的な形で作品に昇華された今、荒川弘の農業ライフを参照することの価値は1巻発売当時よりずっと増している。

 いましろたかしによる反原発マンガ。単行本化に際しての書名に驚かされた。連載が始まったのは東日本大震災以前で、そのタイトルは『ぼけまん』。

  • (25日)『W TAILS CAT』

 成年向け。士郎正宗によるエロティック・イラストストーリー。氏の女体の描き方は好みなので、こういう仕事も歓迎する派。B4判変形サイズは画集としてはふさわしくとも、実用面でどうなのか…。

 どちらも大石まさる作品なので内容は把握していないが買い。

  • (29日)『僕』1巻

 きづきあきら+サトウナンキのヤングアニマル嵐での連載作。増刊の方でも仕事を振られる辺り、『うそつきパラドクス』(8巻が同日発売)が本誌で人気なんだろうなと感じさせる。