「冬絵・展 vol.6」に行ってきた

 17日に冬目景の原画展「冬絵・展 vol.6」を見に青山に行ってきた。


 2008年から足を運んでいるけれど、展示会用の描き下ろし作品は今回のものが最も気に入った。作者へのイメージもあってか、『銀杏』は落ち着いた色の使い方がとても魅力的に映った(上記グッズのリンク先参照)。『コロネIII』は単に表情の好み。
 毎年のことながら、生原稿の印刷に出ない部分を確認していた。このベタの塗り方はマジックだろうな、とか。スクリーントーンは輪郭にぴたりと合わせて切られているイメージがあるけれど、ベタに重なる箇所は意外と雑だったり。また、下書き段階の原稿のコピーらしい「下絵複製」が多く展示されていた。
 協力にスクウェア・エニックスの名前があり、『LUNO』をまた出すのかなと思っていたら、アニメ『夏のあらし!春夏冬中〜』第4話のエンドカードと、小説『PSYCHE』の表紙絵だった。そういえばスクエニか。


 今回一番の収穫は、映画秘宝2008年5月号(市川崑追悼特集)に掲載されたイラストとコメントを確認できたこと。木枯し紋次郎に対する熱い想いを初めて知った。今度観てみよう。


 収集欲が強い熱烈なファンの方は大変だろうなと思う。目玉のアートグラフだけで13万円する訳で。マウスパッド等のお求めやすいグッズ類がくじ引き(1回500円)形式になっていたが、これには苦言を呈したい。欲しいものを買わせて下さいよと。コレクションしたい人は快く全種類お買い上げですっきり終われば良いじゃないかと。
 入場券は半券が1階で使えるコーヒーチケットになっていて、それに描かれているハルのイラストを個人的にはとても楽しみにしている。しかし今回は厚紙ではなく薄手の紙になっていて、非常に残念だった。


 GoFaでは4月29日から「村田蓮爾 Drawing and digital works」を予定。5月22日には本人が解説を交えてイラストを描くワークショップを開催。チケットは先着200名限定、展示会初日より販売開始。

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 4月21日発売のビジネスジャンプから『イエスタデイをうたって』が連載再開。またこの季節がやってきた。果たして今回のシリーズで完結するのか。例年通り掲載号のみ保存するつもり。