『胎界主』と『いんちき』の作者同一人物説・Webマンガの話

 『胎界主』の作者、鮒寿司は以前アフタヌーンで『いんちき』を連載していた成人功なのでは、という話が出ている。
 某所に転載されていたページを読んだところ、捻くれた会話のセンスと一部の絵が似ているように感じた。先入観の影響は大いに考えられるけれど。


 『ねぎ姉さん』が単行本化されていることを今更知った。守備範囲が広すぎて意味を失いつつある言葉「シュール」を突き抜ける不可解ぶりはすごいと思うけど、そこに個人的な魅力を感じている訳ではない。ただ、この怪作が刊行されたからには所持しておきたいという欲求が。

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 Webマンガを自分で探して回ることはほぼないので、上記リンクのようなまとめはありがたい。
 ついでに、数少ないチェックしているWebマンガについて。

 公式での紹介文は、「人情ホラーなんでも屋漫画で始まる骨太長編大ファンタジー」。くせが強く気軽にオススメしにくいが、伏線を張り巡らせたマンガを再読してにやにやしたい人なら。
 第2部の序盤は説明が多いこともあってやや退屈気味だったが、そこをこらえて読んでいると面白くなってくるのがこの作品の常。特に最近の展開は熱くて更新が待ち遠しい。

 他人の心を読める少女が主役の学園4コマ。WCR(Web Comic Ranking)を何となく眺めていたら目に留まり、読み始めたら一気に追いついてしまった。
 シリアスとコミカルの配分感覚が独特で、感情を妙な具合に揺さぶられる面白さがある。また、頬を赤らめている女の子好きとしては、新境地が見られて喜ばしかった。

 才能のないニート大学生が同人王を目指す。
 肉便器先生の行動原理がイカれていて素敵。これもひとつのマンガ家マンガなので、ぐいぐいと引っ張られた。

 『堀さんと宮村くん』が書籍化されてから知った。気に入ったので単行本を購入。やっぱりできることなら紙媒体で読みたいし、現物を所有していたい。