『バクマン。』43話の感想

 JG1読切祭、第5弾は土田健太『LOCK ON!』。絵にもネームにも、和月伸宏の影響を強く感じた。でも好きな作品には挙がっていない。現在もアシスタントなら、むしろそこで和月作品は出さないだろうというのは自論の擁護に走りすぎか。
 外見が好きなどとストレートに言える主人公に好感。ヒロインの赤面を誘発しているので余計に。髪留め大好きだけど、黒髪ロングの子のあれは趣味に合わない。もっとサイドに寄せるべき。個人的には、腕っ節でない解決手段ならなお良かった。


 次号から、河下水希の新連載『あねどきっ』が開始。さらに翌週、33号からは『瞳のカトブレパス』の田中靖規が『鍵人 -カギジン-』を連載開始。また荒木飛呂彦の影響が色濃いんだろうか。


 以下、『バクマン』43話と他作品の感想。ネタバレ注意。




 ライバル陣の状況と動きを見せた回。
 止めてほしかった平丸に笑った。エイジの新アシスタントは正論。
 蒼樹のネームを元に、中井がネームを切り直した上で編集と打ち合わせをした方が円滑に進むと思う。
 掲載位置が危険すぎる。定位置のジャガー、完結した『フープメン』を除くと下から2番目。とらぶるをお色気枠と考えれば実質的な最下位とも言える。現状、単行本の売上と掲載順位に大きな差異がある訳で、ジャンプのアンケート至上主義を身を以って証明してしまうのではないかと不安でならない。

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 銀魂。人気投票回はまだ終わっていなかったのか。柱や奥付までいじる凝り様は大好き。
 ワンピース。方々で言われ尽くされてると思うけど、ルーキー集合の辺りから面白すぎる。
 SKET DANCE。最後のページ2コマ目、ボッスンが飛ばされるシーン。視線の動きを考慮して、勢いを感じさせるためには右から左に飛ばすのがマンガの定石のはず。前のページで右から押されているコマともつながる。なぜ左から右に飛ばしたのか甚だ疑問。同じコマ内でフェンスにぶつかっていればまだ判る。
 ヘタッピマンガ研究所R。今後もこの方向だと、他作家への取材レポマンガになってしまうのでは。面白いから良いけど。小畑健の巻末コメント、「村田君、長期連載本当にお疲れさま!ゆっくり休んでください」。間が悪かった。
 めだかボックス諫早先輩の髪留めは良い髪留め。さらに良い尻まで拝めて満足。