『バクマン。』37話の感想

 久保帯人が荒木さん(荒木飛呂彦?)と食事をしたとのこと。「すげー話をいっぱい」聞いたようだけど、両者の間でどんな会話が交わされたのか気になる。
 『めだかボックス』第2話、めだかの飲んでいるカップの中身が沸騰している描写は、ジョジョ6部「水の沸騰させるスタンド」のネタではないか、という見方はいくら原作が西尾維新だからと言っても穿ちすぎかな。

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※以下『バクマン。』の感想。ネタバレ注意。




 エイジとはまた違った天才肌の新人、平丸。「働きたくないんだ」という台詞は意外。すごく熱意のあるキャラだと思っていたが、ベクトルが違う。マンガの作風を説明することでキャラクターの肉付けもできるのはおいしい。『ラッコ11号』の突飛さは好きだけど、サイコーの「ジャンプらしい」という意見には疑問が。
 鳥嶋取締役が登場。Dr.マシリトは当然として、トリシマンにも触れていて笑った(厳密には、作中では超ヒーロー伝説の取締マン)。ガモウひろしの思い出エピソードが語られる度にちょっと胸が熱くなる。
 まさかの大石浩二出演。台詞からしておそらく、『いぬまるだしっ』で度々『バクマン。』の編集長ネタを使っていたことが登場の理由。大石浩二の幅広い交友関係は、こういう新年会等のイベントで強固なものになっているんだろうな。今週から始まった天野洋一『AKABOSHI -異聞水滸伝-』に対しても、巻末コメントで応援のメッセージが。
 ジャンプSQの茨木編集長の登場が今回最も衝撃的だった。パーティー中ずっと勧誘して回ってるのは、まず間違いなく実話。「あざとい」とか本当に言われてそう。
 KOOGYと蒼樹紅のタッグは月刊連載の方が向いていそうなので、広い目で見れば正解だと思うが、中井さんの周囲の人間からしたらショックは大きい。次回への引き「中井さんがとった行動が最大の事件」とは一体。
 アオリ文「恐るべき茨木編集長の謀略…!!」に吹いた。謀略って。面白いマンガを作りたいんだよ! 会社としても、連載の目処が立っていない新人をうまくSQの目玉にできるなら好都合だろうに。