13日に冬目景の原画展、「冬絵・展」に行ってきました。
 話に聞いていた通り、会場の場所は少々判りにくかった。エレベーターには乗らずに左手のトイレへ向かう通路付近にある非常扉を開け、目の前にまた扉があるのでそれを開け、その先の非常階段で2階へ。
 印刷で見慣れた絵でも色調の差や、描線の細かい部分が観察できたりして印象が異なる。それにやっぱり油絵は質感に見入ってしまう。他の客の順路を遮らないようにして、ゆっくり何度も観賞していた。9日に一部展示替えがあったようで、もっと早く来なかったことを後悔。
 原画展描き下ろしの連作『HASAMI』の中では、ブラウンのタンクトップで髪を切っている女性の絵が好き。協力の欄に小学館の名前はなかったのに『ももんち』が展示されていてうれしかった。あとチケットのハルが可愛い。
 平日の昼過ぎということもあり空いていたものの、明らかに旅行用の荷物を持っている人や、小耳に挟む限り兵庫から来ている人もいた。イベントに行く度に、関東圏や大都市付近に住んでいない人は大変だろうなと思う。
 物販ではお目当てのタンブラー2種類の他に、ステッカーとクリアファイルを購入。サイン本は、状態が良い物が見つからず持っていなかった『LUNO』をこの機会に、また冬目景作品にのめり込むきっかけになった『イエスタデイをうたって』の1巻を記念に買った。
 アートグラフを買うつもりは毛頭なかったのに、『憂う八重樫』(『羊のうた』6巻表紙)の原画があまりに素晴らしかったので少し考えてしまった。まあ4万円は衝動的に出せる額じゃないからすぐに諦めたけれど、「無理をしてでも持っておくべきなのでは」という考えがなかなか頭から離れない。
 感想ノートを開いたら1ページ目にご本人が描いててびっくり。『イエスタデイをうたって』は4月から再開だとか。楽しみすぎる。『ACONY』も再開は確定のようで、その内アフタヌーンに情報が出るらしい。
 都心からそう遠くない所に住んでいて、行こうか迷っているファンの方は足を運んで損はないと思います。