連日で映画。今日はT久と日比谷で『綴り字のシーズン』。
 有楽町のビックカメラで合流して、時間をつぶしに東京駅の丸善に行ってみた。大きいとは聞いていたものの、いざ中に入ると本の量と密度に圧倒される。三省堂の神田本店も相当なものだが、やはり丸善の方が雰囲気が好みだ。丸二日は楽しめそうな気がする。三箇日が過ぎたらぶらぶらしに行こうかな。マンガの品揃えはまずまずといった感じだった。『るくるく』を置いてないのが残念だったけど。『団地ともお』6巻まで、『夕凪の街 桜の国』、『カムイ伝』7、8巻を購入。それと愛用しているSignoの0.28のボールペンも買っておいた。また、『ベルサイユのばら』が意外と短く文庫5冊で完結のようなのでこれは後日に。
 丸善をうろついている間に気が付いたら上映時刻が迫っていて、急いで映画館に向かう。あまり余裕は無いものの、何とか間に合いそうだった。…迷わなければ。うっかり銀座の方まで出たりしているうちに映画が始まってしまったので、場所を確認した後に近場を散策することに。しかし有楽町だけあって高級な店舗ばかり。アルマーニなんて手が出ません。ブランドはカルバンクライン位しか興味ないし。本屋を求めてさまよっていたらうっかり存在を忘れていた三省堂有楽町店に辿り着いた。マンガは多くはないが、コミックビームの作品が揃っていて好印象。それと、丸善で少々の状態の悪さに妥協して購入した団地ともおが大量に平積みされていてかなり凹んだ。選び放題じゃないか。状態良好待ちだった『放浪息子』も平積みされていたのでこれを4巻までと、つげ義春の短編集『紅い花』を購入。それとここにはかろうじて3巻だけあったが、最近回った本屋がどこも『宇宙家族カールビンソン』の文庫版を置いていないのが哀しい。私は『まんがサイエンス』で科学に興味を持ちあさりよしとおを知った口だが、それなりにマンガを読んでる層にも知名度はかなり低い印象を受ける。
 今度は余裕を持って映画館へ。『綴り字のシーズン』は公開したてのはずなのに妙に空いていた。予備知識皆無で見たけれど、奥さんの行動に焦点が当たりだしてから妙だなと感じ始め、やや予想外の方向へ。これはこれで面白いと思うが、宗教観が絡んできて日本人受けし難そうなこの作品をどうPRしているのかが気になった。